Mar 02, 2010
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9月16〜19日に東京・浅草と上野で開催される「第4回したまちコメディ映画祭in台東」(したコメ)の「コメディ栄誉賞」に俳優の伊東四朗さんが決定した。会期中は受賞を記念して伊東さんのトークショーや出演3作品の特集上映が催される。
「したまちコメディ映画祭in台東」は浅草、上野といった東京の下町の魅力をコメディー映画を通じて存分に味わってほしいとの思いから、いとうせいこうさんが総合プロデュースするコメディー映画祭。「コメディ栄誉賞」は長年にわたり“笑い”を通して多くの人々を楽しませ元気にしてくれたコメディアンやコメディーに携わっている人に敬意を表し授与される。第1回は小沢昭一さん、第2回はコント55号、第3回は谷啓さんが受賞した。
特集で上映されるのは「進め!ジャガーズ 敵前上陸」(68年)、「スーパーの女」(96年)、「THE有頂天ホテル」(06年)の3作品。「コメディ栄誉賞」授賞式は浅草公会堂で、特集上映&トークショーは浅草中映劇場でいずれも9月17日に行われる。(毎日新聞デジタル)
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東日本大震災の影響で海外アーティストの来日中止が相次ぐ中、英出身の世界的指揮者、ダニエル・ハーディング(35)が来日し、20日に東京都墨田区のすみだトリフォニーホールで開かれたチャリティーコンサート「3・11東日本大震災、明日への希望をこめて」で、新日本フィルハーモニー交響楽団を率いて熱演。1443人の観客から盛大な拍手が送られた。
ハーディングは1994年にバーミンガム市交響楽団を指揮してプロ・デビュー。スウェーデン放送交響楽団の音楽監督やロンドン交響楽団首席客演指揮者など世界各国で活躍する指揮者だ。
昨年から新日本フィルの「ミュージックパートナー オブ NJP」に就任し、震災が発生した3月11日夜には就任後初の指揮となる公演を同ホールで行った。震災の影響で聴衆はわずか105人だったが、演奏後にロビーで聴衆と言葉を交わし、「日本でチャリティーコンサートを開催したいという思いを強くした」という。
念願かなって20日に開催されたコンサートでは、まず、英の追悼コンサートで演奏されることが多いというエドワード・エルガー(1857〜1934年)の「創作主題による変奏曲『エニグマ』」の第9変奏「ニムロッド」を震災で命を失った人にささげた。演奏後、「3月11日のコンサートを思い出した。さらに今日のこの瞬間を記憶にとどめよう」と、指揮台にしばらく動かず留まった。
続く曲目は3月11日にも指揮したグスタフ・マーラー(1860〜1911年)の「交響曲第5番」。力強くタクトを振り上げ、手のひらでそっと音を押さえ、楽団員の強弱を引き出す熱演が終わると、観客から総立ちの拍手が送られた。ハーディングは舞台から降りると楽団員とともにロビーへ。透明の募金箱を持ち、寄付を呼びかけた。
紙幣でいっぱいになった募金箱を抱えたハーディングは「被災者は困難な時間を過ごしていると思うが、世界中の人が被災者を支援する最善策を考えている」と笑顔をみせた。指揮者と楽団員と聴衆の復興への願いが伝わってくるコンサートだった。(竹中文)
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【from Editor】
今秋、世界のトップレベルに位置する2大オーケストラ、ベルリン・フィルとウィーン・フィルが相次いで来日公演を行う。
兵庫芸術文化センター管弦楽団芸術監督の佐渡裕が先月、ベルリン・フィルを指揮した。佐渡は小学校の卒業文集に「大人になったらベルリン・フィルの指揮者になる」と書いたほどの憧れのオーケストラ。その夢が実現し、「ベルリン・フィルを振る楽しさを知ってしまうと、この先、どれほど面白いことが待ち受けているんだろうと、期待が大きくふくらみます」と喜びを語っている(モーストリー・クラシック8月号)。
実はベルリン・フィルと日本人指揮者は相性がいい。第二次世界大戦前だけで山田耕筰、近衛秀麿、貴志康一、尾高尚忠の4人が指揮している。さらに山田や近衛、貴志はベルリン・フィルで録音も行った。戦後も、朝比奈隆や小澤征爾(せいじ)らが指揮台に立った。
ベルリン・フィルは昭和32年に初来日。11月に19回目の来日を果たす。また、日本人団員が何人も活躍し、現在、樫本大進がオーケストラの要となるコンサートマスターを務めている。こうした密接な関係があるからこそ、東日本大震災に際し、「日本は二番目の故郷です。僕たちの一番誠実な親友は今、恐ろしい運命にあいました。日本がどうにか立ち直る力が見つかりますようお祈りしています」(第1バイオリンのセバスティアン・ヘーシュ)というメッセージが出てくるのだろう。
ウィーン・フィルはベルリン・フィルより早い昭和31年に初来日している。80年代後半からはほとんど毎年来日しており、ベルリン・フィルよりなじみが深いかもしれない。今年も10月に来日公演を行う。ウィーン・フィルが毎年、定期的に公演を行っている都市はニューヨークと東京だけだ。
ところで、グローバル化はクラシック音楽にも大きく影響を与えている。ウィーン・フィルのコンサートマスター、ライナー・キュッヒルは「今ものすごいスピードで均一化が進んでいます。かつての個性豊かな名門オーケストラが何の変哲もない、ありきたりの楽団に成り下がってしまっている」とオーケストラの個性が失われていく現状に警鐘を鳴らす。
重厚なベルリン・フィルに豊麗なウィーン・フィル。日本人がこの2大オーケストラが好きな理由は、グローバル化でも失われないその明確な特徴があるからだ。(モーストリー・クラシック 編集長 江原和雄)
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