Aug 11, 2009

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 ◇NBAファイナル第6戦 マーベリクス105−95ヒート(2011年6月12日 フロリダ州マイアミ)

 NBAファイナル第6戦は12日、フロリダ州マイアミで行われ、マーベリクスが敵地マイアミでヒートを退けて4勝2敗。同一カードだった06年ファイナル(2勝4敗)のリベンジを果たし、チーム創設31シーズン目で悲願の初優勝。6試合で156得点をマークしたドイツ出身のダーク・ノビツキー(32)が堂々のMVP。ヒートはフリースローを計13本外し、ビッグ3が機能しないまま敗れ去った。

 残り29秒。とどめのシュートを決めたノビツキーは右手を突き上げた。「どんなに劣勢になっても巻き返した。これは組織力がもたらした優勝だ」。第6戦は序盤で精彩を欠いたが、06年ファイナルを経験しているテリーがカバー。ドイツ出身の選手として初めてMVPトロフィーを手にした大黒柱は、苦楽を共にしてきた仲間と喜びを分かち合った。

 15歳でドイツ2部リーグでデビュー。98年にNBA入りし、マーベリクス一筋。ただ道のりは険しかった。06年シーズンのMVPだが、同年のプレーオフは1回戦敗退。2年前には交際していた女性が指名手配犯だったことが判明し、スキャンダルに巻き込まれた。しかし「若いころに優勝していたら猛練習はしなかった」と奮起。ターンして一本足で踏み切る独特のジャンプ・シュートは、防御不可能の領域に達していった。フリースローはファイナル6試合で46本中45本成功。この日だけで13本も外したヒートとの決定的な違いは、正確無比なシューターが1人いたことだった。

 マーベリクスといえば90年代は弱小チームの代名詞。しかしIT業界の異端児、M・キューバン氏が00年にチームを買収して流れが変わった。ファイナル史上、最年長の先発ポイントガードとなった38歳のキッドはネッツ時代にファイナルで2度敗退していたが、NBA17シーズン目で初優勝。多種多様な人間ドラマを満載した“トータル・リベンジ”となった。

 ≪マブス 11年連続プレーオフ出場で初戴冠≫06年はヒートが2連敗から4連勝。敵地ダラスで初優勝を決めたが、今回はマーベリクスが敵地マイアミで初優勝を飾った。マ軍は11年連続のプレーオフ出場で初戴冠。今季はディビジョン2位、地区3位から頂点にたどり着いた。

 ◆ダーク・ノビツキー 1978年6月19日、ドイツ・ビュルツブルク出身の32歳。98年ドラフト1巡目(全体9番目)でバックスに指名され直後にマーベリクスにトレードされた。2メートル13、111キロ。今季の平均得点は23・0。年俸は1728万ドル(約14億円)。

 ▼マ軍・キッド 長い旅だった。2度負けたけれど3度目には幸運が待っていた。(先発ポイント・ガードの最年長優勝選手。来季も現役続行)

 ▼マ軍・カーライル監督 身体能力に優れた選手はいないが、団結力はどこにも負けなかった。(セルティクスで優勝経験あり。選手と監督で優勝したのは史上11人目)

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 阪神日曜のメーンは牝馬の重賞「第16回マーメイドS」。地味な血統ながらここに来て2連勝と力をつけたアスカトップレディの勢いが見逃せない。

 父アドマイヤボスは昨年限りで種牡馬を引退、母タガノシャーディは現役時代20戦して未勝利に終わっている。兄姉8頭にも中央での勝ち鞍はなく、近親も母の半弟ダイワスペリアー(ダービー3着)が目立つ程度。世間の注目を欠き、1歳秋のセリで主取りとなった後、100万円に満たない値段でようやくオーナーが見つかった。しかし担当の榎本助手は、入厩当初からキラリと光るモノを感じていたと言う。

 「非力だったけど、乗り味が良かったんです。新馬戦は9着だったけど、いずれは…と思っていました。以前に乗ってもらった藤田さんも“絶対にオープンに行くよ”と言ってくれてましたしね。値段は気にしてなかったですよ」

 思わず細めたその目に、狂いはなかった。4戦目で未勝利を勝ち、いきなり挑んだフローラSでも5着と素質の片りんを見せた。昨秋以降は気性面が成長するとともに、体重が増えて非力さが解消。心身の歯車がかみ合ったことで、成績もグンと上向いてきた。11月の500万を同日の福島記念より0秒1速いタイムで圧勝すると、1000万も3戦でクリア。余勢を駆って挑んだ前走パールSも鮮やかに差し切り、堂々の2連勝。充実著しい愛馬に榎本助手は期待を込める。

 「楽しみはありますね。希望は良馬場。あとは競馬に行ってテンションさえ上がらなければ…」

 馬名のトップレディには“第一線で活躍する女性”という意味がある。重賞の舞台はまさにぴったり。実績で上を行く良血馬たちにも、今ならば屈することはない。

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